スタッフブログ
【梨状筋症候群による坐骨神経痛】
殿部(お尻、股関節)の筋肉によって生じる坐骨神経痛をご説明させていただきます。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症のように、脊柱や椎間板の異常や変形が生じることで坐骨神経痛が症状としてあらわれますが、坐骨神経痛でもレントゲンやMRIを撮影しても異常がない場合があります。
このようなときは梨状筋症候群である可能性が考えられます。
梨状筋は殿部(おしり)の深層に位置する筋肉の1つです。梨状筋は股関節を外側に捻る筋肉であり、この筋肉の近辺を坐骨神経が通ります。
梨状筋が坐骨神経を圧迫し、坐骨神経や血管を絞扼して血流が悪くなることで、おしりの痛みや、太腿・ふくらはぎに痺れや痛みが症状といった坐骨神経痛が症状としてみられます。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の方でも、梨状筋を中心に殿部の筋肉をゆるめることで腰痛や下半身の痺れが軽減することもありますし、劇的に改善することもあります。
つまり、診断上は腰椎椎間板ヘルニアであっても、坐骨神経痛の原因になっているのは別の可能性があるということです。
当院は特に筋肉由来の症状を改善する事を得意としていますので、お気軽にご相談ください。
また椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の疑いがある方は専門医にご紹介させていただいておりますので、ご安心ください。